南アフリカ原産のサボテン「奇想天外」の栽培方法を紹介します。最近は南アフリカから奇想天外の種子が輸入され販売されています。この面白い植物を栽培されてはいかがでしょうか?
奇想天外は南アフリカのナミブ砂漠特有の植物です。ナミブ砂漠の空気は最高70度、通常でも40度はあります。このような過酷な環境でも奇想天外は生き延びることができます。その生命力の秘密は海からの霧を水に変えるです能力です。こんな特殊な能力をもち、生命力あふれる奇想天外を栽培してみてはいかがでしょうか?
奇想天外の種子からの栽培は種子の薄皮をとることから始めます。奇想天外の種子には羽の様な薄皮がついていますのでこれをとります。次に種子の尖った方から切れ目を入れ、外皮を上下に割り剥がします。すると桃や梅の種子の固い部分にあたる白色の物が出て来ます。この白い部分のみを土に並べ軽く上から土をかぶせてやってください。発芽したら直ぐに定植する場合と、土の下に、予め培養土を敷いておく方法が考えられます。
奇想天外の根は発芽直後はまだ細くてとても弱いです。植え替えには注意してください。植え替え用土は植え替え後は、2~3年は植え替えしないことを予定して、あらかじめ粗めで水はけのよい用土、赤玉主体でなく軽石のようなものを主体にして赤玉や腐葉土を加えたものを使います。これは2~3年は植え替えをしないため、赤玉主体ですと1年ぐらいで目詰まりをおこし根に良くないからです。奇想天外の栽培には水は切らさないようにしたほうがいいですが、多すぎても良くないので、そのためにも水はけの良い、少し粗めの配合土がいいでしょう。
奇想天外の自生地は南アフリカのナミブ砂漠です。ナミブ砂漠では雨量は年間でたった20mmほどしかないんです。そして気温も高く、砂漠の表面の空気は時に70℃に達する事もあり、通常時でも40℃くらいは当たり前です。もちろん乾燥も激しいです。このような過酷な環境で奇想天外はどのようにして生息しているのでしょうか?奇想天外海岸近くで100日以上発生している霧を自分の力で水分に変えて、吸収しています。この海からの霧は年間50mmの降雨量にあたるといわれています。奇想天外は霧を水分に変える能力で生き延びてきた特殊な植物です。奇想天外は環境によって、葉の成長速度に極端な差がつきます。例えば霧に恵まれない年には葉はあっというまに枯れ始めてしまいます。 このような不思議な植物、奇想天外ですが最近は南アフリカから割と安価で輸入されているので手軽に栽培に挑戦できます。